全身のフォームを一から作りなおす練習法

全身のフォームを一から作りなおす練習法

フォームがボロボロになっている場合には、一から最適なフォームを作り上げたほうがよいことが多いです。

 

イメージとしては、パソコンに例えると、「初期化」と「必要なソフトのインストール」です。

 

心理的に出来る限り全ての前提を捨てること=「初期化」

 

童心に返り、とにかく速い球を投げる感覚をつかむ=「ソフトのインストール」

 

 

具体的な方法

 

・球をたくさん用意
・コントロールを気にせずに投げられる環境を用意

 

※ひたすら速い球を投げることだけに集中できる環境を準備することが大事です。

 

ボールを取りに行くのが面倒だとか、変なところに投げるとまずい、といった要素を出来る限り潰すことが大事です。

 

無意識的、心理的に球速やフォーム改造を妨げる要因を減らすことです。

 

(子供はそういった周囲への迷惑や失敗を気にしないからこそ、上達だけに集中できるのです。

 

私たち大人は頭を使って工夫することで、擬似的に同じような心理環境を作りましょう。)

 

 

「川原で石を投げる練習」や、「台風で落ち たリンゴを投げる練習」など、工夫すると色々ありますが、

 

石は肘に良くないですし、リンゴはいつでもどこでもできるわけではありません。

 

どれも一長一短ですので、自分ができそうで、最も球速だけに集中できそうな環境を用意してください。

 

チャップマンも幼少期、石を投げて練習していた
チャップマンの練習法

 

 

準備ができたら、野球であることを含め、一切の前提を捨てて、球速がでそうな思いつく限り全ての動きを試します。

 

色々な下半身の運び方や、腕の振り方、タイミングを試します。

 

さきほど準備した環境のおかげで、思い切ったリリースやタイミングを試せます。

 

(この際は、野球の用語も忘れます。

 

頭のなかでしゃべる場合には、((「うーん、エイッ」よりも「うーーん、エイっ」かな?))というように、言葉を封印し、とにかく感覚を音にするだけにとどめます。

 

言葉で示せるような概念は、現実を大雑把に切り取って伝えるためのツールです。

 

感覚と比べると大雑把で穴だらけのもので、言葉は感覚の自由度を制限する邪魔者です。

 

誰に伝える必要もないのでそもそも言語化する必要もありません。)

 

 

納得がいく速度が出てきたら、動きを動画で撮影し、確認します。

 

動きが自然で、理想とするものに近ければ、微調整をしつつ、その動作を固めていきます。(サイトを参照)

 

動きが大きく不自然な箇所があれば、ひたすら投げる練習に戻ります。

自宅や狭いスペースでできる上半身・リリース練習法

グラウンドに行く時間が無かったり、上半身の動き〜リリースを重点的に改良するための練習法です。

 

スピードガンを用意します。

 

ボールをたくさん用意します。

 

スピードガンを設置し、自動測定モードにします。

 

布団などを使って衝撃を吸収する的を作ります。

 

コントロールを気にしなくてよい距離から立ち膝で投げます(5m〜10m程度)

 

およそ、最高球速のー20kmくらいの球速になります。

 

 

下半身の動作のバラツキが生じないので、上半身動作に集中することができます。

 

リリースのほんの一瞬のタイミングや、ボールの握り、呼吸、声等で球速が10km程度変化 することを実感できます。

 

どこまでリリースを遅らせられるか?や、上半身のポジショニング、ボールの握り等を試すのに向いています。

 

 

この練習で得たリリース感覚を生かすように、(最初は短い踏み出し幅で)並進運動を作りなおしていきます。

 

どのタイミングでどう動かせばピッタリ合うのかを試します。