ゼロポジションについて

ゼロ・ポジション

ゼロポジション

 

ゼロポジションは肩の使い方で最も重要な概念です。

 

上の写真ではそれぞれやっていることは違いますが、全員に共通しているのは肩がゼロポジションにあるということです。

 

ゼロポジションの由来や詳しい説明は下記URLを参考にしてください。

 

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/7907/kikou/zeroposi.html

 

 

ゼロポジションでは、肩の周りの筋肉が最も緊張の少ない状態となります。

 

 

筋伸張反射を使う条件は、筋肉の脱力からの伸張でした。

 

 

筋伸張反射を使う投球や、バレーのサーブ、テニスやバドミントンでは、腕の加速中は最も脱力できるゼロポジションがベストな位置となるのです。

 

 

ゼロポジションは怪我防止の観点からも有効です。

 

 

腕の加速中〜停止までは莫大な負荷がかかるため、ゼロポジションから外れた位置だと一部の筋肉に負荷が集中してしまうためです。

 

 

また、腕のスピードもでにくくなるので無理やりスピードを出そうとして、怪我につながります。

 

 

 

なお、厳密に「ゼロポジション」の場所がどこか?というのが正確に決まっているわけではありません。

 

 

肩の構造も大きく個人差があり、パッと見ただけでも、

 

 

肩甲骨の大きさや形、鎖骨の位置や形などは全然違います。

 

 

なので、ゼロポジションという用語は、「おおよそ最適な位置」という認識に留め、

 

 

自分にとって最適なポジショニングは、実際の投球の中で、内部感覚と球速などから探っていくことになります。

投球中のゼロポジション

では、具体的に投球中にどうやってゼロポジションにもっていくのでしょうか。

 

 

人間の場合、通常時には腕がぶら下がっていて、ゼロポジションから外れています。

 

 

ここから、ゼロポジションにもっていくのはテイクバック時です。

 

 

腕を引いていって肩の高さまでひじがあがっていき、ゼロポジションに納まります。

 

 

そこから投げ終わるまではゼロポジションは維持です。

 

 

 

さて、テイクバック時にも注意点があります。

 

 

それは、力を入れないということです。

 

 

投球の肝は「脱力」だということは説明しました。

 

 

テイクバック時に力を入れてしまっては、その後のリリースまで力が抜けきらず、完全な脱力は期待できないのです。

 

 

それでは球速も望めないことになります。

 

 

理想のテイクバックとは・・

 

 

「腕を肩の力で引き上げるのではなく、腕をぶら下げながら、身体の揺らしと身体の角度で自然に引き上げる」ということになります。

 

 

村田兆治という投手をご存知でしょうか?

 

 

この人のマサカリ投法は一般人には真似できないとよくいわれますが、実はかなり理にかなった部分もあります。

 

 

特に、肩から腕をだらんと下げてからひじが上がるまでの動きは、脱力を実現する上で理想的な動きといえます。

 

 

村田兆治のマサカリ投法

 

 

ここまで極端に動かなくてもいいですが、こういう"感じ"が理想のテイクバックということになります。

 

 

なので、グラブを胸の前で構えるセットポジションから力で持っていくテイクバックはできれば避けたいやり方です。

 

 

ゼロポジションは、腕の勢いが完全に終わるまでキープします。

 

 

腕を振りすぎてゼロポジションから外れてしまうのは怪我の原因となるので気をつけましょう。(腕は振り切らない